1991年の第3回東京大会以来16年ぶりに日本で開催された第11回世界選手権大会。酷暑の大阪・長居競技場を舞台に2007年8月25日から9月2日までの9日間、男女47種目に世界の一線級約2000人が集まって熱戦を展開した。世界最速を決める男子100mは、タイソン・ゲイ(アメリカ)が世界記録保持者のアサファ・パウエル(ジャマイカ)を破って9秒85で優勝。200mとリレーも制したゲイは3冠に輝いた。日本勢は男子ハンマー投げアテネ・オリンピック金メダリストの室伏広治が6位にとどまるなど全般に不振で、メダルは最終日の女子マラソンで土佐礼子が獲得した銅1個に終わった。