助走して片脚で踏み切ってバーを越え、高さを競う跳躍種目。初期のまたぎ跳びから正面跳び、ロールオーバー、ベリーロールと跳躍フォームが進化し、1968年メキシコ・オリンピックの男子金メダルを獲得したディック・フォスベリー(アメリカ)が考案した背面跳びが現在の主流。斜めから助走して体をひねりながら踏み切り、後頭部・背中でバーを越えてそのまま着地する。ハビエル・ソトマヨル(キューバ)が1993年に樹立した男子の世界記録はバレーボールのネットと同じ高さ2m45。ステフカ・コスタディノワ(ブルガリア)が1987年にマークした女子の記録2m09は25年間も破られていない。