イギリス起源といわれるトラック種目で、110メートル障害、3000メートル障害(当初は2500メートル)は第1回アテネ・オリンピックから実施されている。110メートルレースは高さ106.7センチのハードル10台を9.14メートルの間隔に置き、インターバルを3歩で走る。女子100メートルレースは同じく10台のハードルで、高さは83.8センチ、8.5メートル間隔。400メートルレースは、男子が高さ91.4センチ(女子は76.2センチ、1984年ロサンゼルス・オリンピックから正式種目)のハードルを35メートル間隔で10台並べ、トップ級は13歩で走り切る。ハードルは故意でなければ倒しても良い。3000メートルレースは高さ91.4センチの障害物(女子は76.2センチ、2008年北京大会からオリンピック種目)5台を設置(4番目は同じ高さの水濠)し、計28回の障害物、7回の水濠を越えてゴールする。400メートルレースでは為末大が2001年と05年の世界選手権で銅メダルを獲得、110メートルレースでは劉翔(中国)が04年アテネ・オリンピックでアジア人初の金メダルに輝いた。