近鉄とオリックスが合併し、楽天の新規参入が決まった2004年の一連の動きをさす。6月に近鉄とオリックスが合併合意を発表、7月のオーナー会議で西武が「パ・リーグにもう一つの合併が進行中」と発言。10球団による1リーグ制に傾きかけたが、ダイエー本社の再建策が大きく絡み、2リーグ制の維持が決定した。合併球団を承認し、新規参入に消極的だった日本プロ野球組織(NPB)に対し、日本プロ野球選手会は選手契約にかかわるなどの理由で9月18、19日に史上初めてストライキを敢行。結局、楽天とライブドアのIT関連企業同士で新規加盟が争われ、11月のオーナー会議で「赤字に耐えうる企業体力」などの理由から楽天の加盟が全会一致で承認され、12球団が維持された。