フィールドホッケーともいう。11人編成の2チームが、L字型のスティックを使ってボールをパスあるいはドリブルして相手側ゴールに入れ、得点を競う球技。歴史は紀元前2500年の古代エジプトまでさかのぼり、ナイル川流域の遺跡の壁画に2人の人物がスティックを重ねている図が描かれている。近代ホッケーの母国はイギリスで、クリケット選手が試合のできない冬場に始めたとされる。日本にホッケーが伝わったのは1906年、イギリス人ウィリアム・T.グレーが慶応義塾大学の学生を指導したのが始まり。オリンピックでは、日本男子が32年ロサンゼルス大会で銀メダルに輝いたが、68年メキシコ大会を最後に出場できない状況が続いている。日本女子は2004年アテネ大会に初出場し8位に入賞した。