野球の原型といわれるイギリス発祥のスポーツ。ピッチの両側に打たれたウィケット(くい)をめぐる打撃側と守備側の攻防で、160×140m程度の楕円形に近い芝生のグラウンドで行われる。投手役のボウラーが投げるボールがウィケットに当たるなどすればアウト。打者役のストライカーはボールを打ったあと、走者役のノンストライカーと互いに反対側のウィケットに向かって走り、両者が無事に到着すると1点が入る。試合時間短縮用のワンデーマッチの場合は、1イニング制で、ボウラーの投球数が300球になるか、10アウトになると、攻守が交代する。試合時間は5~6時間。国別対抗戦のテストマッチになると、球数無制限の2イニング制となる。最大5日間で勝敗が決まる。13世紀に羊飼いが仕事の疲れを癒やすために始めたのが起源。日本には明治維新後にイギリスの海軍や商人たちによって伝えられた。