ゴルフで、アゲインストの風(向かい風)が吹いている時に、風の下を通す、低く、かつ距離も稼げるショット。タイガー・ウッズが得意とするショットで、2番アイアンなどロングアイアンを用いる。ポイントはボールを右足寄りに寄せ、バックスウィングを水平に低く上げていき、インパクトからヘッドの返りを遅らせて低くフィニッシュを取る。ウッズは2番アイアンで、高さ約2mで約200ヤード先のターゲットを狙う。日本人選手は速いヘッドスピードとパワーが必要で操作の難しい2番、3番アイアンを避ける傾向にあるが、2008年に石川遼が、このショットを見せた。日本男子ツアー最終戦日本シリーズ2日目の11番パー4で、残り205ヤードの第2打を、2番アイアンによる低い弾道で、ピン横1.5mにつけるスティンガーショットを披露。ウッズを思わせる好打で観衆の度肝を抜いた。