各ホールごとのストローク数(打数)に基づいたポイントによって、総合ポイントを競い合う競技方式。スコア方式と比較して、凡ミスに多くのペナルティーが科されるのが特徴。一方で好プレーでのフィニッシュには多くのポイントが加算される。最もオーソドックスなポイントは以下の通り。イーグル=5、バーディー=2、パー=0、ボギー=-1、ダブルボギー以上=-3。この方式は、20世紀初頭にイギリスの医師フランク・ステーブルフォードによって考案された。アマチュアを中心にイギリスやオーストラリアではメジャーな競技方式として認知され、アメリカの男子プロゴルフ(PGA)ツアーでも、リノタホオープンが2012年から採用を始めた。この方式だと、好プレーで一気に高得点が狙えるのと同時に、ダブルボギー以上でも一律同じ点数のため、大たたきをも恐れずに攻撃的なプレーをすることができる。また、ダブルボギーをたたいた時点でそのホールのプレーが終了するため、スロープレー防止の効果もある。さらに、各ホールごとにプレーが独立しているため、前のホールでの失敗を必要以上に引きずらずにすむというメリットもある。