底面にブレード(刃)をつけた靴をはき、1周400mのアイスリンクを周回してタイムを争う競技。1924年第1回冬季オリンピックから実施される。500mから1万mまでの個人種目に加え、2006年トリノ・オリンピックから3人一組で滑る男女団体追い抜き(チームパシュート)が加わった。個人種目はダブルトラック(二重のコース)で争われ、2人の選手が同時に滑り、1周ごとに内側と外側のコースを入れ替わる。500mだけは内側と外側で条件差が大きいことから、それぞれ1度ずつ滑り、2回の合計タイムで競う(2走制)。1990年代後半、刃のかかと部分が着脱するスラップスケートが実用化されて、記録が飛躍的に伸びた。