国際スケート連盟が2004~05年シーズンから導入した採点システム。02年ソルトレークシティー・オリンピックのペア不正採点問題をきっかけに大幅変更した。伝統的な6点満点を廃止し、上限のない加点方式を採用。従来の順位点ではなく、総得点で優劣を決定する。ジャンプ、スピン、ステップなどのエレメンツ(要素)ごとの得点(基礎点にGOEで加減点)を合わせた技術点(technical score)と、スケート技術、技のつなぎ、演技力、振り付け、音楽の表現力(5コンポーネンツとも)を採点する構成点(program components)を合計し、転倒などの失敗を減点して得点を決める。