使用するトラックが1周111.12mと短いスピードスケート。屋内で行われることが多い。選手はカーブ半径が短いコーナーをより速く滑るために、内側に大きく体を倒し、手を氷につけたまま滑る。1レースで4~6人が同時に滑り、上位選手が次のラウンドに進出する方式のため、タイムは重要視されない。選手同士の位置取りや駆け引きがレースの魅力で、転倒、失格も多く見られる。他選手の妨害により順位が下がった場合は、救済措置により次ラウンドへ進めることもある。危険防止のためヘルメット、手袋着用が義務づけられる。1992年アルベールビル・オリンピックから正式採用され、98年長野オリンピック500mで西谷岳文が金メダルを獲得した。