韓国で約半世紀の歴史を持つ武道。日本で空手を習った創始者崔泓煕(チェ・ホンヒ)が確立させ、1955年に正式に誕生した。競技は型、組手、威力、特技があり、すべてポイント制で争われる。階級は十級から九段まで。顔への攻撃は蹴りのみが許され、下段への攻撃は厳しく制限されている。跳び回し蹴りや脳天蹴りなど、多彩な蹴り技を持つため足のボクシングとも呼ばれる。66年に国際テコンドー連盟(ITF ; International Taekwon-do Federation)が発足、85年に日本で初の大会が開催された。オリンピックでは、2000年シドニー・オリンピックから正式競技となった。