文字通り徒手空拳の武器を持たない状態で、突き・蹴りによって勝敗を争う打撃系格闘技。琉球王国時代の沖縄で発祥し、大正時代に本土に伝えられた。大きく分けて伝統派とフルコンタクト派の二種類があり、伝統派はポイント制の寸止め(突き・蹴りをコントロールして相手に当たる寸前に止める)、フルコンタクト派は直接打撃制(突き・蹴りを人体に加撃する)ルールを採用している。前者の代表的な流派は剛柔流、糸東流、松濤館流、和道流など。後者は極真、正道会館、佐藤塾などの流派がある。グローブや防具を着けたルール、投げ・関節技を認めたルールもあり、近代での空手という意味は幅広い。また、型(かた)の完成度を競う型競技などもある。