タイツとシューズのみを着用した二人の競技者(レスラー)が組み合い、相手の両肩を同時に1秒間マットの上に押さえ付ける(フォール)か、ポイントによって勝敗が決まる格闘競技。腰から下を攻防に用いることが出来ないグレコローマンスタイルと、反則技以外は全身を用いてもよいフリースタイルの2種類に分かれる。その歴史は古く、古代ギリシャ時代から古代オリンピックの主要種目のひとつであった。近代オリンピックでも1896年の第1回アテネ大会から正式種目となっており、2004年のアテネ大会からは女子も正式種目として認定(フリースタイルのみ)。男女とも7階級に設定されている。1912年に設立された国際レスリング連盟(FILA ; Fdration Internationale des Luttes Associes 仏)が統括。