打撃・投げ・寝技が認められる着衣総合格闘技。安全性と実戦性の両方を目指し21世紀に誕生した新しい武道競技で、極真空手の第9回全日本王者である東孝が極真から独立、1981年に創始した大道塾が母体となり、当初は格闘空手と呼ばれていた競技を、2001年に第1回世界大会が開催されたのを機に空道として確立した。ネオヘッドギア空(NHG空)という頭部防具を着用し、突き、蹴りの他に頭突きやヒジ打ち、投げ、絞め・関節技、マウントパンチ(寸止め)などあらゆる攻撃が認められる。年に2回、体力別(身長+体重の合計数値を身体指数と呼びクラス分けする)と無差別の全日本大会が行われ、4年に一度世界大会を開催。身体指数に差がある場合は金的攻撃も認められる。競技人口はロシアが最も多く、09年11月に開催された第3回世界大会には58カ国が参加するなど世界に広がっている。