直径122cm、重さ1kgの巨大なボールを扱う球技。1986年、カナダの体育教師マリオ・ドゥマース(Mario Demers)が考案した。1チームは4人で、同時に3チームがプレーするところが特徴。コートの広さは20m四方程度でネットやゴールはない。15分3ピリオド制。試合方法は、あるチームがレシーブチームを指定した後にサーブし、レシーブ失敗の場合はレシーブ以外の2チームに得点が入る。レシーブ成功の場合、そのチームのサーブでゲームが続行される。サーブの方向や距離で違反があると、サーブ以外の2チームの得点となる。レシーブチームの指定には「オムニキン○○(相手のチームカラー)」という掛け声が求められる。他の球技に比べると個々の運動能力の差が現れにくく、学校で行われるスポーツとしてアメリカや、ヨーロッパに普及。日本への導入は97年と世界的にも早く、代表チームが国際大会にも出場している。