足ひれ(フィン)を装着した水泳競技。1960年代にはヨーロッパで競技会が開かれていた。70年代に両足をそろえて1枚のひれに入れるモノフィンが開発され、飛躍的にスピードアップした。代表的な種目にサーフィスとアプニアがある。サーフィス(surface)はスタートとターン時を除き、体の一部が水面から出ていなければならず、シュノーケルの使用も許可されている。水泳の自由形のように50~1500mの各種目がある。海などオープンウォーターで行われる長距離種目もある。アプニア(apnea)は息継ぎをせず一気に50mを泳ぎ切るもので、世界トップレベルの男子では15~16秒台という驚異的スピードの争いとなる。世界水中連盟(CMAS ; Confdration Mondiale des Activits Subaquatiques 仏)主催の世界選手権が毎年開催されている。国内でも日本水中スポーツ連盟の主催による日本選手権がある。