台上で棒状のキューによりボールを突き、得点などを競う競技。台にボールの転がり落ちる穴があるものをプール(ポケット)、穴のないものをキャロム、台が大きく球の小さいものをスヌーカーと呼ぶ。スリークッションはキャロムの代表的な種目。スヌーカーは日本では普及していないが、イギリスなどで人気が高い。3種類のビリヤードはそれぞれ独自に組織をつくり発展してきたが、国際オリンピック委員会(IOC)加盟を視野に入れて一本化。1990年に世界ビリヤードスポーツ連盟(WCBS ; World Confederation of Billiard Sports)が誕生した。アジア競技大会では98年から正式種目に採用されている。日本の協会も歴史が古く、25年に日本撞球協会が設立され、38年にはスリークッションの日本選手権も開催した。51年には日本ビリヤード協会を設立。プロも含めた様々な大会が行われている。