男子は床運動、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、床運動の4種目がある。オリンピックではチームの合計得点で争う団体総合、個人の得点で争う個人総合と各種目のナンバーワンを決める種目別が行われる。日本の男子は「体操ニッポン」と呼ばれた伝統を持ち、団体総合で1960年からオリンピック5連覇、個人総合では64年東京オリンピックの遠藤幸雄、68年メキシコシティー、72年ミュンヘン・オリンピックの加藤沢男、84年ロサンゼルス・オリンピックの具志堅幸司が金メダルを獲得。2004年アテネ・オリンピックでも団体総合で金メダルを獲得。08年北京オリンピックでは団体総合、個人総合で内村航平が銀メダルを獲得。内村は12年ロンドン・オリンピックの個人総合で金メダル、団体総合と種目別の床運動で銀メダルを獲得した。