身の回りの物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人たちを指す。最小限を意味するミニマムから派生した造語。10年ごろからアメリカで流行し始め、日本でも若い世代を中心に新たなライフスタイルの在り方として広がりを見せつつある。衣服はユニフォームや制服の感覚で数着を着回し、部屋の環境はシンプルかつ合理的。自分にとって本当に必要な物だけで生活することにより、物に支配されず楽に生きることができる、無駄なコストが減る、自由な時間が増えることで豊かさを感じられるようになるといったメリットがあるという。「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」(佐々木典士著、2015年、ワニブックス)、「無印良品とはじめるミニマリスト生活」(やまぐちせいこ著、16年、KADOKAWA)など、ミニマリスト生活を実践する人の書籍も数多く発行されている。