任天堂(本社・京都市)とゲーム企画会社のポケモン(本社・東京都港区)、Googleから独立したアメリカのゲーム会社ナイアンティックが開発したスマートフォン向けのゲームアプリ。スマートフォンの位置情報を活用した拡張現実(AR)という技術を使い、現実世界に潜むモンスターを探したり、バトルをさせたりして遊ぶことができる。無料でダウンロードして遊べるが、モンスターを捕まえるためのアイテムには課金される。2016年7月6日、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでの配信がスタート。瞬く間に人気が大爆発し、アメリカでは配信から10日あまりで1000万ダウンロードを達成した。人気の半面、スマホの画面を見ながら立ち入り禁止の場所に入り込んだり、ゲーム中の人を狙った強盗事件が発生したりするなど、さまざまな問題も発生。アメリカのワシントンにあるホロコースト記念館では、館内でゲームをするのは不適切であるとして、利用を控えるよう呼びかける事態となっている。日本でも7月22日に配信が開始され、ポケモン探しに熱中するユーザーの姿がメディアで伝えられるなど、社会現象となっている。