「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などで知られるアニメーション映画監督の新海誠が原作・脚本・監督を手がけた長編アニメーション映画。田舎町で暮らし、都会に憧れる女子高校生の宮水三葉(声・上白石萌音〈もね〉)と東京で暮らす男子高校生の立花瀧(声・神木隆之介)が夢の中で入れ替わり、出会うはずがなかった二人が出会ったことから動き出す奇跡の物語を描く。配給元は東宝。2016年8月26日に公開され、5週連続で興行成績首位を記録。9月22日時点で累計観客動員数774万人、累計興行収入は100億円を突破する大ヒットとなった。日本のアニメ映画で100億円を超えたのは、宮崎駿監督作品以外では初めて。人気の過熱から、映画に関連した場所を訪れる「聖地巡礼」をするファンが急増し、同作の公式サイトが近隣の迷惑にならないよう呼びかける事態となったり、偽物のグッズが出回ったりする、などの余波も広がっている。新海監督による原作「小説 君の名は。」(KADOKAWA)も、9月8日時点で72万部を超えるベストセラーとなっている。