自然の中で、高級ホテル並みの豪華で快適なサービスが受けられる新しい形態のキャンプ。グラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)をかけ合わせたアメリカ生まれの造語。10年ほど前から欧米で広まり始めた。主にホテルや宿泊施設が設備やサービスを提供しており、テントを張ったりキャンプ用具を持参したりする必要がないので、女性や初心者でも気軽に贅沢なキャンプを楽しむことができると日本でも人気が高まってきている。2015年9月には、日本初のグランピング専門誌「Glamp(グランプ)」が創刊。同年10月、グランピングリゾートとして、山梨県富士河口湖町に「星のや富士」がオープンしたのを皮切りにグランピングの要素を取り入れた施設が急増。高級ホテル並みの施設だけでなく、料金が1人1泊1万円程度の施設や地域の特徴を活かして工夫を凝らした施設が登場するなど、人気の高まりとともに多様化を見せている。