イナモト・ジュンイチ。サッカー選手。アーセナル(イングランド)のMF。
6月9日、ワールドカップのグループリーグ第2戦(横浜)で、日本代表はロシアと対戦。今大会2点目となる決勝点をあげた稲本選手の活躍で、日本は悲願のワールドカップ初勝利。勝ち点を4とし、決勝トーナメント進出に大きく前進した。
1979年、鹿児島県生まれ。92年、Jリーグ・ガンバ大阪のジュニアユースに入団。ユースチームを経て、97年、史上最年少(当時)でJリーグデビュー。肉体的な強さと正確なロングパスをあわせもち、守備的なポジションながら攻撃にも積極的に加わるなど、日本サッカーの育成システムが生んだ逸材として注目を浴びる。ワールドユース(99年、準優勝)、シドニーオリンピック(2000年、決勝トーナメント進出)など、各年代で代表入りを果たして国際経験を積み、2001年7月、イングランド・プレミアリーグの強豪、アーセナルに移籍。選手層の厚さから出場機会には恵まれなかったが、ワールドカップでは、一流選手にもまれた成果を発揮した。181cm、75kg。