アドルフ・グリーン。Adolph Green。ミュージカル作家。
10月23日、ミュージカル映画「雨に唄えば」で知られる脚本家兼作詞家のアドルフ・グリーンさんが、死去。87歳。
1915年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。高校卒業後、ウォールストリートで集金人として働きながら役者を目指していた時期に、後にパートナーとなる大学在学中のベティ・カムデンと出会う。自分たちの芝居のために脚本を書き始め、44年、レナード・バーンスタインが作曲を担当した「オン・ザ・タウン」でブロードウェイでのデビュー。その後、フランク・シナトラ主演で「踊る大紐育(ニューヨーク)」として映画化。以後2人は数多くの映画・ミュージカルの脚本などを手がけ、トニー賞を3作品で5回受賞。映画「雨に唄えば」はミュージカル映画の最高傑作との評価を得た。