イトウ・ツトム。パ・リーグ西武ライオンズ監督。
10月25日、プロ野球の日本シリーズ第7戦で、就任1年目の伊東勤監督率いる西武が7-2で中日を下し、12年ぶりの日本一となった。
1962年、熊本県生まれ。熊本工業、所沢高校を経て82年ドラフト1位で西武に入団。3年目の84年に正捕手の座を獲得。以後19年間、正捕手の座を譲らず、捕手としての通算出場試合数2327は野村克也に次ぐ歴代2位。97年・2003年にシーズン無失策で守備率10割を記録。ゴールデングラブ賞受賞11回。03年シーズンで現役を引退するまで14回のリーグ優勝、8回の日本一に貢献するなど、西武黄金時代の要を担った。04年より監督として指揮を執り、レギュラーシーズン2位からプレーオフ、日本シリーズとどのチームよりも多い148試合を戦い、監督就任1年目で日本一を達成。27日には日本のプロ野球の発展に貢献した選手や監督らを対象とする「正力松太郎賞」の受賞も決めた。