アルフレート・ハウゼ。Alfred Hause。タンゴバンド指揮者、バイオリン奏者。
1月14日、1930年代のドイツを中心に盛んだったコンチネンタルタンゴを復活させ、世界的なブームを起こしたアルフレート・ハウゼさんが死去。84歳。
1920年、ドイツ・ミュンスター生まれ。造船技術者の息子として生まれ、ワイマール音楽院に進み、38年オットー・ドプリント楽団のメンバーになる。戦後、音楽活動を再開し、北ドイツ放送局専属のウィリー・シュタイナー楽団に加入。同楽団のリーダーを経て、48年独立してアルフレート・ハウゼ・オーケストラを結成。以来「真珠採りのタンゴ」「黒い瞳」などの名演で「コンチネンタルタンゴの王様」のニックネームとともに親しまれてきた。同オーケストラは65年以来何度も来日し、日本でのタンゴ音楽ブームに火を付けたが、ハウゼさん自身は高齢のため、89年が最後の来日となっていた。