スズキ・ヒロミツ。本名、弘満。歌手・俳優。
2007年3月14日、歌手や俳優として活躍した鈴木ヒロミツさんが、肝細胞がんのため死去。60歳。
1946年、東京都生まれ。武蔵大学在学中の67年に、ロックバンド「ザ・モップス」を結成し、ボーカルを担当。アイドル調のグループサウンズ全盛時代に、ロック色の強いサイケデリックサウンドを取り入れた楽曲で、多くのミュージシャンに影響を与え、「たどりついたらいつも雨ふり」、自身が出演したモービル石油のCMソングをカバーしたソロ曲「気らくにいこう」などを、ヒットさせた。72年にはテレビドラマ「アイちゃんが行く!」に出演。74年のグループ解散後は、俳優に転身し、善人から悪役までこなせる、貴重な脇役として存在感を発揮した。主な出演作に、映画「戦国自衛隊」「ロングラン」、ドラマ「夜明けの刑事」などがある。96年には「HIROMITSU」名義でCDを発売した。