アンドリュー・ワイエス。Andrew Wyeth。画家。
2009年1月16日、リアリズムの風景画などで知られるアメリカの画家、アンドリュー・ワイエスさんが死去。91歳。
1917年、アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。公式の美術教育は受けることなく、挿絵画家の父の指導の下、9歳で水彩画を描き始める。20代からはテンペラ画も描くようになった。代表作に草原をはう女性の後ろ姿を描いた「クリスティーナの世界」(48年)や、71年から15年間にわたって1人の女性を描き続けた連作「ヘルガ」など。アメリカの国民的画家として、63年には大統領自由勲章、2007年には全米芸術勲章を受章した。郷愁を誘うワイエスの作品は、日本でも人気が高く、1974年以来、たびたび展覧会が開かれている。