キム・クライシュテルス。Kim Clijsters。プロテニス選手。
2009年9月13日、テニスの全米オープン女子シングルス決勝、元世界ランキング1位で2年ぶりに復帰したキム・クライシュテルスが、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を破り、4年ぶり2度目の優勝を果たした。
1983年、ベルギーのリンブルフ州ビルゼン生まれ。父はベルギー代表のプロサッカー選手、母は体操のベルギーチャンピオンという家庭に育ち、6歳からテニスを始めた。97年にプロ転向。99年のウィンブルドンで4大大会デビュー。2001年の全仏オープンでベルギー勢初の決勝進出を果たし、03年には杉山愛とのコンビで全仏とウィンブルドンのダブルスを制すなどの活躍を見せ、世界ランキング1位も獲得。05年の全米オープン女子シングルスで4大大会初優勝を果たすなど、シングルス34タイトル、ダブルス11タイトルを獲得し、07年に現役を引退していた。結婚、出産を経て、09年5月のウィンブルドンでのエキシビジョンマッチをきっかけに現役に復帰した。出産後にメジャー大会を制したのは、1980年にウィンブルドンを制したイボンヌ・グーラゴング・コーリー(オーストラリア)以来の快挙。試合後、クライシュテルスは家族との時間を確保するため、世界ランキングの上位を狙うことはせず、4大大会に集中する考えを示した。