2012年7月21日に茨城県カシマスタジアムで行われた、Jリーグの東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチに、元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デルピエロが、J1の仙台、鹿島と東北出身の選手らで構成される「Jリーグ TEAM AS ONE」の一員として出場。
1974年11月9日、イタリア北部のコネリアーノ生まれ。91-92シーズンにイタリアのサッカーチームのカルチョ・パドバでキャリアをスタートし、93-94シーズンにイタリアの名門サッカーチーム、ユベントスに移籍。96年に同チームの欧州チャンピオンズリーグ優勝に貢献した。また、同年に東京で開催されたトヨタカップでは決勝点を挙げMVPを獲得。98年には左膝前十字靱帯断裂の重傷を負ったがリハビリを経て復活した。2006年、イタリアサッカーのトップリーグ、セリエAの複数のチームで発覚した不正事件、カルチョ・スキャンダルによりユベントスはセリエBに降格するもデルピエロは同チームに残り、その後チームのセリエA復帰へ導いた。11-12年のシーズンをもって19年間在籍したユベントスを退団した。イタリア代表としては1995年にデビュー。2002年のワールドカップ日韓大会に出場し、06年のワールドカップドイツ大会では優勝を経験した。また、親日家としても知られるデルピエロは東日本大震災直後にオリジナルデザインのTシャツを販売し、約2400万円の売上金を寄付に充てた。