イシカワ・ナオキ。大学生。
5月23日、早稲田大学の4年生、石川直樹さん(23歳)が、エベレスト(中国名チョモランマ・8850m)の登頂に成功。今回のエベレスト登頂で、石川さんは7大陸の最高峰を制覇し、7大陸最高峰登頂の最年少記録を更新。これまでの最年少記録は、1999年5月に、登山家の野口健さん(当時亜細亜大学4年生)が達成した25歳。
なお、前日の5月22日には、ネパールの高校生、テンバ・チェリさん(15歳)がエベレストの最年少登頂に成功している。
1977年、東京都出身。高校2年のときにインドとネパールをひとり旅。大学入学後、カヌーと登山に熱中。98年、サイパンからミクロネシア・サタワル島まで約900kmをカヌーで航海。また、同年に北米のマッキンリー(6194m)、99年にヨーロッパのエルブルース(5642m)、アフリカのキリマンジャロ(5895m)に登頂。2000年、北極点から南極点まで、スキー、自転車、カヌーなど人力のみで踏破する「Pole to Pole 2000」プロジェクトに参加。同プロジェクトの終了後、南極のビンソン・マシーフ(4897m)、南米のアコンカグア(6960m)、オーストラリアのコジウスコ(2230m)に登頂。「セブン・サミッツ」達成にはエベレストを残すのみとなっていた。