イアン・ソープ。Ian Thorpe。オーストラリアの水泳(自由形)選手。
7月28日、福岡で行われた世界水泳選手権で、オーストラリアのイアン・ソープが、史上最多となる6つ目の金メダルを獲得。出場した7種目のうち、100m自由形(4位)以外の6種目に優勝し、200m、400m、800mと、800mリレーの4種目で、世界記録をマークして、圧倒的な強さを見せつけた。
1982年、シドニー生まれ。8歳で水泳をはじめ、14歳でオーストラリア史上最年少の代表に。98年、世界選手権400mで金。99年、パンパシフィック選手権で、200m、400mで世界新。以後、世界記録を次々に更新。シドニー五輪では、400m、400mリレー、800mリレーで金、200mで銀。195cm、96kg。35cmの大きな足の強力なキックから、「魚雷」のニックネームが。
なお、日本選手団は、シンクロナイズドスイミング・デュエットで、立花美哉・武田美保組が、初の金メダル。シンクロはチームで銀、ソロでも銅と活躍。また、寺内健が3m板飛び込みで銅メダル、女子シンクロ高飛び込みでも、宮崎多紀理・大槻枝美組が銅メダルを獲得し、飛び込み競技で、五輪、世界選手権初のメダル獲得となった。競泳競技では4個の銅メダルを獲得し、メダル数は、金1、銀1、銅7の計9個。