ウエムラ・マサユキ。任天堂開発第二部部長。
11月6日、立命館大学が来春の開設を予定している大学院先端総合学術研究科の教授に、任天堂の上村雅之さんを迎えると発表。
1943年生まれ。千葉工業大学電子工学科を卒業後、シャープに入社。本人はテレビの開発がしたかったのだが、「これからはコンピュータや半導体や」といわれ、半導体の開発を担当。故横井軍平氏が開発した「光線銃SP」の開発に携わったことから当時の山内溥社長にヘッドハンティングされ、71年に任天堂入社。本人いわく「天理にできた工場へ転勤させられるのがイヤで任天堂に入った」という。83年、任天堂が大躍進する原因となったファミリーコンピュータを開発。その後、スーパーファミコンの開発にも携わる。衛星放送事業の舵取り役など、いまも、テレビにこだわっている。