ダイドウ・タマキ。作家。
1月16日、第128回芥川賞に、大道珠貴さんの「しょっぱいドライブ」(文學界12月号)が選ばれた。直木賞は5年ぶりに受賞作なし。
1966年、福岡市生まれ。県立福岡中央高校を卒業後、19歳で太宰治の「人間失格」を読み、ものを書くことに目覚める。いろいろなアルバイトをしながら書くことだけを続け、24歳で地元ラジオ局の脚本募集で佳作に選ばれ、脚本家としてスタートを切った。小説も書き始め、デビュー作の「裸」が第30回九州芸術祭文学賞最優秀賞を受賞、また第123回の芥川賞候補にもなる。4度目のノミネートでの受賞となった。著書に「裸」「背く子」がある。