カシマ・タケヒロ。体操選手。
8月23日、体操の世界選手権男女種目別あん馬の決勝で、鹿島丈博選手が金メダルを獲得。
1980年、大阪市生まれ。兄の影響で3歳で体操競技を始め、95年、中学3年で全日本選手権の種目別あん馬で優勝し、日本男子史上最年少の全日本タイトルを獲得。その後、体操の名門、清風高校から順天堂大学に進学。2001年にはナショナルチーム入りを果たした。02年10月のアジア大会、11月の世界選手権ともに種目別あん馬で3位に入賞。あん馬のスペシャリストとして世界的にも注目を集めた。03年の世界選手権では8月23日、あん馬で世界選手権、五輪を通じて日本選手として初めての金メダルを獲得。24日には鉄棒でも金メダルに輝き、2冠を達成。順天堂大のライバル冨田洋之も個人総合3位となり、アテネ五輪へ向けてメダルの期待が高まった。