オオギ・アキラ。元プロ野球監督。
1月9日、近鉄とオリックスで監督を務めた、仰木彬が野球殿堂入りした。
1935年、福岡県生まれ。54年東筑高校から西鉄(現・西武)に入団。1年目からレギュラーとなり二塁手として活躍。60年にはベストナインにも選ばれ、「魔術師」三原脩監督の下で西鉄黄金時代を築いた。67年に現役引退するまでに、通算1328試合に出場し、3501打数800安打で打率.229、70本塁打。70年から近鉄で18年間コーチを務め、87年10月辞任した岡本監督のあとを受け、ヘッドコーチから監督に就任。89年リーグ優勝。オリックス監督に就任後は95年リーグ優勝、96年日本一となり、その采配は「仰木マジック」と呼ばれた。2001年シーズン終了後、退任。監督通算926勝745敗49分け。三原監督の教え「指導者は長所を伸ばすのが一番」を実践し、近鉄時代に野茂、オリックスではイチローを育てメジャーに送り出した。また、今回の表彰では通算193勝のサブマリン、元大洋監督の故・秋山登さんの殿堂入りも決まった。