オカザキ・ケイスケ。ヤマダ・アキコ。バイオリン奏者。
9月11日、ドイツで開催された第54回ミュンヘン国際音楽コンクールのバイオリン部門で岡崎慶輔が優勝。2位には山田晃子が輝き、日本人が1位2位を独占する快挙を成し遂げた。
岡崎慶輔は1979年、福岡市生まれ。東京藝術大学附属高校を経て、96年からドイツのリューベック音大に留学。99年からは文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツ・ケルン音大へ留学した。さらにスイス・ベルン音大、ザルツブルクモーツァルテウム音大大学院を経て、現在はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に所属。これまでにも多くの国際コンクールで1位を獲得しており、97年のビエニアフスキ国際バイオリンコンクールでは日本人初の1位を受賞した。
山田晃子は1986年、東京都生まれ。13歳でパリ国立音楽院に入学し、アビニョン国際コンクール、ドゥエ国際ジョルジュ・プレ-トル・コンクールなどで1位を受賞。2002年のロン・ティボー国際音楽コンクールでは史上最年少で1位に輝いた。 現在は学業を続けながらヨーロッパを中心に活躍。フランス国立管弦楽団などと共演している。
ミュンヘン国際音楽コンクールは世界最高峰のコンクールに数えられ、1位該当者なしもあり得る難関。出場するだけでも名誉とされ、日本人バイオリン奏者のレベルの高さを証明する結果となった。