イマイ・メロ。本名、今井夢露。改名前は成田夢露。女子スノーボード選手。
コクボ・カズヒロ。男子スノーボード選手。
10月21日、スイスで行われたスノーボードW杯ハーフパイプ部門で、今井メロと国母和弘の17歳コンビが優勝。
今井メロは1987年、大阪市生まれ。5歳のころにモーグルを始め、6歳でスノーボードに転向。父・成田隆史の指導を受け、12歳で史上最年少プロスノーボーダーとしてデビューし、兄の童夢(どうむ)、弟の緑夢(ぐりむ)とともに「成田3兄妹」として話題になった。その後2001年の札幌大会でW杯に初出場、04~05年シーズンには種目別総合優勝を果たし、トリノ冬季五輪選手に内定。また、ウェイクボードのプロとしても活躍している。05年6月、指導方針をめぐって兄の童夢が父と対立、家出同然でプロスキーヤーの三浦豪太(三浦雄一郎の次男)の下に身を寄せると、メロも父からの独立を決意。現在は兄とともに三浦の指導を受けている。
国母和宏は1988年、北海道生まれ。4歳でスノーボードを始め、夏は体操クラブで空中感覚をみがき、冬は自衛官の父とともに毎日スキー場に通った。2003年からW杯に参戦し、04年にはスウェーデンのタンダダーレン大会で3位に入賞。今大会の優勝によりトリノ冬季五輪選手に内定した。国母の17歳6カ月での五輪出場は、里谷多英の17歳8カ月を更新するスキー競技日本人最年少記録となる。