オザワ・イチロウ。政治家。
4月7日、両院議員総会で所属国会議員による民主党代表選挙が行われ、小沢一郎前副代表が菅直人元代表を破り、代表に初当選した。
1942年、岩手県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、日本大学大学院に進んだが、69年、在学中に、父の跡を継ぐ形で自民党から立候補し、衆議院議員に初当選。85年、中曽根内閣の自治相として初入閣。87年の竹下内閣で官房副長官、89年に47歳という若さで自民党幹事長の要職に就任。93年に自民党を離党、新生党を結成し、細川連立内閣に参加。94年、新進党を結成。同党幹事長に就任し、翌年、党首となる。新進党解党後の98年、自由党を結成し、党首に就任。自民党と連立の自自政権を作ったが、2003年、自由党は民主党と合併した。偽メール問題に端を発した今回の代表選で選ばれた小沢代表の任期は、辞任した前原誠司代表の残任期間の06年9月末までとなる。