イシイ・タクロウ。本名、石井忠徳。プロ野球選手。
5月11日、横浜ベイスターズの石井琢朗内野手が対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ野球史上34人目の2000本安打を達成した。
1970年、栃木県生まれ。小学生のころから野球を始め、足利工業高校時代はエースとして活躍し、甲子園出場も果たす。89年、ドラフト外で投手として大洋ホエールズ(現・横浜)に入団。プロ入り1年目に勝ち星をあげるが、次第に登板機会が減り、首脳陣に直訴して野手に転向する。転向2年目にはレギュラーに定着し盗塁王を獲得。98、2001年にはシーズン最多安打を記録するなど、球界屈指の一番打者に成長した。02年に1500本安打を達成した後、03年に2軍落ちを経験するなど一時スランプに陥ったが、06年は開幕から好調を保ち、投手として勝ち星をあげた選手としては川上哲治氏(元巨人)以来50年ぶり、史上2人目となる偉業を達成した。