イケダ・クミコ。走り幅跳び選手。
12月10日、カタールのドーハで行われていた第15回アジア競技大会(ドーハ・アジア大会)で、女子走り幅跳びの池田久美子選手が6m81cmの好記録で金メダルを獲得した。
1981年山形県酒田市生まれ。スポーツ少年団のコーチをしていた父の影響で、小学校時代から陸上競技を始めた。走り幅跳びでは、小学5年生で4m46cm、6年生で5m18cmの記録を出し、年齢別日本最高記録を塗り替えた。中学時代は全日本中学選手権の走り幅跳びで3連覇を達成するなど「天才少女」と呼ばれた。高校時代はやや伸び悩んだが、福島大学へ進学後、空中でのフォームを、かがみ跳びからシザースへ変更。2000年には日本選手権で2位、世界ジュニア選手権で3位に入賞。01年の日本選手権ではライバルの花岡麻帆に敗れはしたが、6m78cmの見事な跳躍を見せ、同年のユニバーシアードでも3位に入賞した。06年5月の国際グランプリ大阪大会では6m86cmの日本新記録を樹立している。同年8月に26歳で亡くなった砲丸投げ選手の森千夏さん(アテネ五輪代表)とは、所属するスズキの同期で親友だった。