ダニエル・ジェンガ。Daniel Njenga Muturi。ニイヤ・ヒトミ。陸上競技選手。
2007年2月18日、第1回東京マラソンで、男子はキャリア豊富なダニエル・ジェンガが2時間9分45秒で、女子は初マラソンの新谷仁美が2時間31分1秒で優勝した。
ダニエル・ジェンガは1976年、ケニアのニャフルル市生まれ。92年仙台育英高校に陸上留学し、全国高校駅伝では史上初の3年連続区間賞を達成した。94年には3000m障害で当時のジュニア世界新記録をマークし、流通経済大学に進んだ翌95年には福岡ユニバーシアードで同種目に優勝。99年ヤクルトに入社し、全日本実業団対抗駅伝大会(ニューイヤー駅伝)では区間賞3回、20人抜きの記録を持っている。マラソンでは2002年のシカゴマラソンで自己最高となる2時間06分16秒を記録。04年には東京マラソンの前身である東京国際マラソンで優勝しているが、ケニア代表としての世界選手権、五輪への出場経験はない。来日して15年目となる今大会の優勝で、07年8月の世界陸上大阪大会出場に向け大きな手ごたえをつかんだ。
新谷仁美は1988年、岡山県生まれ。中学で陸上部に入部、興譲館高では全国高校駅伝の1区で3年連続区間賞。2、3年時には区間新記録も樹立し、2006年2月の横浜国際女子駅伝で代表入り。アンカーとして走り区間賞を獲得した。同年4月豊田自動織機に入社し、同社から委託を受けた佐倉アスリートクラブで小出義雄・同代表の指導を受けている。ロードで走った最長距離は駅伝の6.6km。練習でも30kmまでしか経験がなかったが、初マラソンを優勝で飾った。