キハラ・ミチコ。本名、木原美知子。元水泳選手、タレント。
2007年10月18日、東京オリンピックの競泳代表で、引退後はタレントとしても活躍した日本水泳連盟理事の木原光知子さんが、くも膜下出血のため死去。59歳。
1948年、兵庫県生まれ。中学時代から競泳界のホープとして注目を集め、64年、岡山の山陽女子高校1年生のときに開催された東京オリンピックに、当時最年少の16歳で出場。女子400mメドレーリレーではアンカーを務め、4位に入賞。自由形の日本記録を何度も更新した実力と、愛くるしい笑顔から、「ミミ」の愛称で親しまれた。日本大学在学中に、メキシコオリンピック最終選考会で落選し、現役を引退。その後、東レの水着モデルとしてタレントに転身。70年にはオリンピック出場を目指す水泳選手を描いたテレビドラマ「金メダルへのターン!」に本人役で出演するなど、バラエティー番組やドラマで活躍。そのかたわら、スイミングクラブの運営などを通して水泳の指導に当たり、2005年には日本水泳連盟理事に就任。主にジュニア世代の育成に努め、自らも選手としてマスターズ水泳の普及、発展に尽力していた。