シマノ・イクオ。プロ野球コーチ。
2007年12月15日、中日、阪神両球団で、名参謀として星野仙一監督を支えた島野育夫さんが、胃がんのため死去。63歳。
1944年、栃木県生まれ。作新学院高校卒業後、明電舎を経て63年に中日ドラゴンズに入団。68年南海ホークス(現ソフトバンク)に移籍し、73年には61盗塁をマークするなど、俊足強肩の外野手として活躍した。76年に阪神タイガースに移籍し、80年には現役を引退。その後は、阪神や中日でコーチを務め、星野仙一監督とのコンビで88年と99年に中日をリーグ優勝に導いた。星野が阪神監督となると、後を追って阪神のヘッドコーチとなり、2003年には18年ぶりに阪神のリーグ優勝を勝ち取った。06年には阪神2軍監督に就任したが、胃がんがわかり入院。07年は1軍と2軍を巡回する総合特命コーチを務めていた。