ノモ・ヒデオ。大リーグ選手。
2008年7月17日、日本人大リーガーの先駆者的存在で、メジャー史上通算4人目となるア・ナ両リーグノーヒット・ノーランを記録するなど、日米通算で201勝を挙げた野茂英雄投手が現役引退を表明。
1968年、大阪府生まれ。成城工高校から新日鉄堺に進み、88年のソウル・オリンピックで全日本のエースとして銀メダルを獲得。89年にドラフト1位で近鉄に入団。入団1年目に、最多勝、防御率、勝率、最多奪三振、最優秀新人、ベストナイン、MVP、沢村賞の各賞を獲得。以後、4年連続で最多勝、最多奪三振投手となる。94年末に、任意引退選手となって近鉄を退団。単身、渡米して、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。95年5月、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発投手としてマウンドに立ち、日本人2人目の大リーガーに。独特のトルネード投法で13勝6敗、新人王と奪三振王を獲得し、オールスターにも選出、大リーグに「NOMO」旋風を巻き起こした。96年と2001年にはノーヒット・ノーランを達成。数多くの球団を渡り歩き、08年シーズンはカンザスシティ・ロイヤルズで3年ぶりのメジャー昇格を果たしたが結果を残せず、4月20日に戦力外通告を受けていた。