キシモト・タダミツ。免疫学者。
ヒラノ・トシオ。免疫学者、分子生物学者。
2009年1月15日、スウェーデン王立科学アカデミーが、09年のクラフォード賞受賞者として、大阪大学の岸本忠三教授と平野俊夫教授、アメリカのコロラド大学のチャールズ・ディナレロ教授の3人を選出したと発表。日本人の受賞は初めて。
岸本教授は1939年、大阪府生まれ。64年大阪大学医学部卒業。69年同大学院医学研究科博士課程修了。医学部長などを経て97年から2003年まで大阪大学総長。その後、同大学院生命機能研究科の客員教授として研究に復帰した。免疫学の世界ではホルモン様物質サイトカインの研究の第一人者として知られる。
平野教授は1947年、大阪府生まれ。72年大阪大学医学部卒業。熊本大学助教授を経て、大阪大学医学部教授に。08年4月から同大学院医学系研究科長・医学部長を務めている。クラフォード賞は、天文学・数学、地球科学、生命科学分野での業績を挙げた研究者に授与される。3人の受賞は、リウマチなどの炎症性疾患における生理活性物質の役割を解明したことなどが評価されたもの。