イリエ・リョウスケ。競泳選手。
2009年5月10日、オーストラリアのキャンベラで競泳の第1回日豪対抗が行われ、男子200m背泳ぎで、入江陵介が世界記録を1秒08更新する1分52秒86で優勝。FINA(国際水泳連盟)によって公認されれば、日本人では81年ぶりとなる同種目の世界記録樹立となる。
1990年、大阪府生まれ。生後間もない時期からスイミングスクールに通い、中学時代に本格的に背泳ぎを始める。2005年、近畿大学附属高校の1年時に、高校総体(全国高等学校総合体育大会)の200m背泳ぎで優勝。翌06年には、パンパシフィック選手権で初の日本代表入りを果たし、同年のアジア大会では同種目で金メダルを獲得。初の世界大会となった07年の世界水泳選手権でも優勝。08年に近畿大学に進学し、同年の北京オリンピックで5位に入賞。09年4月の日本選手権では、アメリカのライアン・ロクテの世界記録に、0.08秒差に迫る好記録で3連覇を果たしていた。09年7月にイタリアのローマで開幕する世界水泳選手権への出場が決まっている。