スギヤマ・アイ。プロテニス選手。
2009年9月11日、全仏、ウィンブルドン、全米の3大会でダブルス優勝を果たすなど日本のテニス界を牽引してきた杉山愛が、現役引退を表明し記者会見。
1975年、神奈川県生まれ。5歳でテニスを始め、92年プロに転向。初出場となった93年のウィンブルドン以降、2009年の全米まで4大大会には世界最多の62大会連続出場。混合ダブルスでは1999年全米、女子ダブルスでは2000年全米、03年の全仏、ウィンブルドンで優勝を飾るなど、WTA(女子テニス協会)ツアーの通算タイトル数はシングルス6回、ダブルス38回。世界ランキング最高位はシングルス8位(04年2月)、ダブルス1位(00年10月)。生涯獲得賞金も800万ドル超と日本人最高を記録。引退試合となる09年9月27日開幕の東レ・パンパシフィック・オープンには、09年のウィンブルドン直前に9年間続いたコーチと選手の関係を解消した母の芙沙子さんとのコンビを復活させた。