タバイモ。本名、田端綾子。現代美術家、映像インスタレーション作家。
2010年7月5日、国際交流基金は11年に行われる第54回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館に、束芋の映像インスタレーション作品「超ガラパゴス・シンドローム」を展示すると発表。
1975年11月30日、兵庫県生まれ。99年、京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科の卒業制作として制作したアニメーションによる映像インスタレーション「にっぽんの台所」が、キリンコンテンポラリー・アワード1999の最優秀作品賞を受賞。2001年には第1回横浜トリエンナーレに最年少の作家として「にっぽんの通勤快速」を出品、02年には26歳の若さで母校の京都造形芸術大の教授に抜擢(ばってき)され話題となった。同年にサンパウロ・ビエンナーレ、06年にシドニー・ビエンナーレ、07年にヴェネチア・ビエンナーレのイタリア館など、さまざまな国際展やグループ展に参加。原美術館、パリのカルティエ現代美術館、横浜美術館などで個展を開くなど、日本を代表する映像インスタレーション作家の一人として活躍。また本の装丁や新聞小説の挿絵などでも人気を集めている。